ニセコの「環境」と「観光」を持続可能なものとして未来に繋ぐことを目的に活動しているNIS-ECOプロジェクトでは、この度、皆さまにご協力いただいた【ニセコ未来寄付】を活用して、ニセコ小学校5年生と共にニセコ町内で森学講座・植樹体験イベントを開催しました。
🌳ニセコ未来寄付活用レポート/ニセコ小学校5年生との森学講座・植樹体験イベント
森学講座では、ニセコ町が取り組む「自伐型林業」について、町内で林業に携わっている方々から教わりました。
【自伐型林業とは?】
適正規模の山林を確保し、毎年間伐生産しながら、長期的に経営を安定させる林業です。安定した生業が創出され、移住・定住策となり、獣害対策、災害防止、脱温暖化対策等の様々な効果を発揮します。(参照:NPO法人自伐型林業推進協会サイトより)
●自伐型林業の特徴
・対象区画の木をすべて切る「皆伐」ではなく、将来、残したい木を決めて、その支障となる木を間引く「間伐」を長期に渡って繰り返す。「間伐」により残した木の品質は上がり、高く売れるようになるため、将来の山の価値も高まる。
・「壊れにくい作業道」の整備も行うなど、山へのダメージを最小限に抑え、災害の起きにくい山づくりにもなる。
自伐型林業は、持続的な森林経営と幅広い就労支援を実現することで、森も人も持続的なものとして経営することを目指したものです。
ニセコ町で自伐型林業を目指し林業に取り組む方々から、森づくりの想いを伺い、小学生と大人とで【ニセコの森づくり=未来づくり】を考える時間となりました。
林業機械への乗車体験の様子
林業担当者の鈴木健さんから森のシンボルフクロウを紹介
薪割りを体験し、焚き火にチャレンジする子どもたち
続いて、植樹体験イベントでは、ニセコ町・川原種苗の代表・川原与文さんから植樹方法を学び一緒に植樹を体験しました。
実際にニセコ町で育てられた種苗を、子どもたちが自分たちの手で町内に植樹することで、ニセコの森づくりに参加。
植樹された木は、町で管理をして今後も育てていきます。
川原さんから植樹方法を教わる子どもたち
トドマツの苗を植樹。子どもでも簡単に植樹ができます。
改めて、今回のイベントに参加いただいたニセコ小学校5年生と保護者の皆さん、そして講座開催にご協力いただいたニセコ雪森考舎代表の川原与文さん、ニセコ町で林業に携わるニセコ町地域おこし協力隊の鈴木健さん、高木北斗さん、小倉広大さん、ありがとうございました。
今後も、NIS-ECOプロジェクトでは、ニセコの環境と観光を繋ぎ、持続的なものとして未来の子どもたちに繋いでいく活動に取り組んでまいります。
🌳ご案内🌳
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